BLOG

ここに説明を入力します。
ここに説明を入力します。

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 公式ブログ
  4. 住家の資産価値に想う ~街並み?ファサード(建物前面)?~

住家の資産価値に想う ~街並み?ファサード(建物前面)?~

資産価値って何だろう?
私は「この街に住みたい」が一番ではと思います。本来、住家は家族にとって一番大切な場所です。「一生の大半を過ごす処」「明日への活力を生み出す睡眠する処」それが家、家庭とも言います。子育てするなど、人生の大半を過ごす基地となります。

アメリカでは、一生に住家を平均6回変わるそうです。

●結婚して住むスターターハウス
●子育てに良い環境の住家
●夫婦でゆったりする終の住家まで

なんとも羨ましい限りです。

さて、日本ではどうでしょう?
大半は、一生住み続ける家庭がほとんどではないでしょうか。アメリカでは、日本で言う中古住宅の値下がりを防ぐ努力がなされています。価値が下がると、もちろん住み替えができなくなります。リフォームもできる限り自分でおこない、自分では難しいところは業者へ依頼します。
このように、アメリカでは「外部は街のもの」「バックヤードは自分のもの」と言う考え方で資産価値を落とさない努力がなされています。
また、中古住宅が下がらない原因の一つは「推定再生産」という考え方があります。「推定再生産」とは、今この家を造ったらいくらかかるかと言う考え方です。
日本では、いまだに10年経過したら建物は価値がなくなるといいます。なんとばかげた考えでしょう。原因は、いくつかありますが、一番は日本の生産は

①元請け
②下請け
③孫請け

といったシステムがあり、もともと購入した金額に見合う価値が、最初から無いことにあります。それと、街ではなく家そのものに価値があると思い込んでいることも原因のひとつです。

一生しがみ続けなくてはならないのも、「銀行救済」「業界救済」としか考えられない。
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)の住宅35年ローンも、原因の一端ではと思います。現在の住宅ローン金利は、かなりの低水準です。また、完済平均年齢はこの20年の間に5歳アップし68歳から73歳に引き上げられました。そうなると、老後のリスクは高まってしまいます。リタイア後の生活を考えると、やはり会社勤めですと定年退職する年齢までには住宅ローンの全部または大半の返済を終えるのが理想的でしょう。住宅ローン以外の費用についても、住み続ける間には、業者からのあの手この手と必要のない工事も含め、多額のリフォーム費用もかかります。

ファサード(建物前面)の現状
日本の街並みは個人主義ですから、色、建築方法などもまちまちです。全体のファサード(建物前面)のウエイトを占めるガレージにおいては、コンクリートが真っ黒に汚れていたり、日本独特の風景となっていますがアルミのカーポートがカビや苔で醜く汚れていたりします。車の劣化や綺麗を守りたいと思ってカーポート屋根を造っているのに、なぜかその汚れは放置されています。
最近では、家そのものもデザインと称して軒のない家が多く造られています。四角いキューブ型、スタイリッシュでスクウェアな外観が特徴です。軒の出が少なくなると「軒天ボード」「屋根材」「垂木」などの材料を極力少なくすることができるため、施工側としても手間が省け、そして建築コストのダウンにもつながります。
しかし、軒がしっかりと出ているか出ていないかで、建物の寿命に大きく関わってきます。軒は、外壁よりも外側に出ていることにより外壁への雨水や太陽光の影響を防いでくれます。軒のない家は、外壁を保護するすべがないためカビなどで倍以上のスピードで汚れ、劣化要因を受ける影響は大きくなります。軒は、高温多湿な日本にとってとても理にかなったものなのです。

最近では、円安やウッドショックなど住宅も例外でなく資材の高騰が半端ではなくなってきています。
2021年初春ごろからあらゆる木材が高騰・不足している「ウッドショック」問題。木材は、一戸建ての土台、柱、梁などの部分に多く使われるため、木造住宅の高騰や工事の遅延に直結しています。徐々にですが、木造の流通にも回復傾向が見られていましたが、ロシアによるウクライナ侵攻が始まったことによりウッドショックが再燃しているようです。木材だけでなくウッドショックに便乗するかのように、家づくりに必要なありとあらゆる部品や素材が高騰しているのが現状です。
そういう理由から、中古住宅を購入してリノベーションという選択肢も視野にしている人が増えてきています。この資材高騰を考えますと、ますますリノベーションという選択肢は増えるのではないかと思います。新築と違いリノベーションは、今ある土台、基礎、柱、梁を使い大幅な価格変更や工事の延期などの影響は受けにくいということがあります。
同時に当社の近くでは、空き家が増え建売業者が購入して敷地内に2~3棟建築する従来方法が目立ちます。この近くだけでも、10棟くらいはあるのではと思います。したがって、どうやって建築コストを下げようかと努力している様子が見て取れます。本当に購入する人がいるのだろうかとも思ってしまいます。

→お問い合わせはこちら

→インスタグラムはこちら

→動画はこちら
  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事